2001年に発売されたWindows XP が2014年4月8日にサポート終了します。
もうすでに、その次の世代のOSである、Windows Vista が2007年に発売され、7、8、8.1と3世代以上前のOSですが、いまだに人気は高く、利用されています。
では、サポートが終了すると何がおこるのでしょうか?
Microsoft 公式のQ&Aにはこう書いてあります。*1
Q:サポート期間終了後は Windows XP が使えなくなりますか?
A:サポート終了後、Windows XP が使えなくなることはありません。ただし、使い続けた場合、セキュリティのリスクが高まりますので、サポート期間終了までに最新環境に移行をいただくことをお勧めしております。
ということで、すぐに使えなくなるということはありませんが、修正パッチなどが出なくなるため、セキュリティ上の問題が発生した際に、なんら対応されなくなるという問題があります。
まるっきり、外部とつながっていないPCであれば一見問題なさそうですが、フロッピーやUSBでデータのやり取りをしていたりする場合、そこからウイルスが侵入するばあいもあります。
ハードウエア的にもそろそろ寿命がきてもおかしくありませんので、Windows 7 や 8 に乗り換えることも考えたほうがよいかもしれません。コスト的な問題であれば、Linux などフリーなOSも選択肢にあがります。業務プログラムを Webベースに変更してしまえば、「ブラウザさえ動けばOSはなんでもいい」ということも考えられます。実際、iOS や Android ベースのタブレットでも可能です。細かい印刷が必要(請求書印字とか)な場合でも、最近ではPDFベースで出力して対応したり、プリンタとネットワークでつないでやり取りしたりすることも可能ですので、Windows にこだわる必要もないかもしれません。
弊社でも、業務案件のWeb化について相談を承っていますので、お気軽にご相談ください。
どちらにせよ、ぎりぎりになってから慌てないように、早めに対策をしておきましょう。そしてバックアップは必ず取っておきましょう。最近ですと仮想化して取っておくということも可能になりました。
*1)http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos.aspx